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中国駐在員報告

2021年11月 社会・時事
駐在員 : 浅原 敏治


 10月24日、上海市内の書店で、「伊豆・静岡魅力発信セミナー」と題し、川端康成の名作「伊豆の踊子」を通じて静岡県の魅力をPRするイベントが開催され、当事務所も参加・協力し、本県を紹介した。
 同イベントでは、日本文化研究で著名な復旦大学日本研究センターの徐静波(じょ・せいは)教授が、作品の舞台となった伊豆半島の修善寺や天城峠、下田港などを写真や小説の文章を交えながら、分かりやすく紹介した。このほか、同教授は、谷崎潤一郎が熱海市に別荘を構えた話や同教授が中国語に翻訳した小説「魔都」の作者で静岡県出身の村松梢風を紹介するなど、小説や作家をテーマにして静岡県の魅力を数多く紹介し、当日集まった47人の参加者が聞き入った。
 この企画は、徐教授の提案によるものである。「伊豆の踊子」は、山口百恵が出演した映画がかつて中国でも大ヒットし、1960年代より前に生まれた世代にはとても有名な小説である。また、今年2月に中国で大ヒットした映画「唐人街探索3」に出演した三浦友和氏は、映画「伊豆の踊子」の主人公を演じていて、このことも中国で話題となり、「伊豆の踊子」が中国人にとても身近な作品であることが伺えた。徐教授は、同作品がとても読みやすいことから、日本語を学ぶ学生に勧めているそうだ。
 徐教授は、文学作品のほか、日本食、特に日本酒にも精通されている。「静岡県には美味しい料理と地酒が豊富にある。静岡県産の地酒は上海市内でも販売されていて入手できるから、次回は、静岡県の食と酒をテーマにしたイベントをやりませんか」と、イベント後に同教授から御提案をいただいた。コロナ禍で日本に渡航できない中、日本料理を楽しむ上海市民も多いと聞く。これまで当事務所は、今回の文学作品をはじめ、食やミニ四駆など、中国にある静岡県と関連のある身近な「モノ」を活用して、本県の魅力の紹介と知名度向上に取り組んできた。徐教授からの御提案は、当事務所にとってもありがたいことから、実施に向けて検討していきたい。


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