中国駐在員報告
2017年4月 行政
駐在員 ： 石井亘
中国人にとって、北海道は大変人気のある旅行先であり、「今夏の上海発新千歳行きの航空券は既に予約で満席」という話を、上海の旅行社から聞いている。但し、観光客のピークが夏と冬に限られており、特に春は落込みが激しく、北海道や道内自治体はその対応策を検討している。
今回、当事務所は札幌市と協働し、北京、上海、杭州、広州、深圳の旅行社を対象に、静岡県と札幌市でのファムトリップを開催した。
この協働により、静岡県には、県内への中国人旅行者の取込みに加え、富士山静岡空港の国内線の活用にも繋がるというメリットが生じる。また、札幌市は、温暖な静岡での桜鑑賞と北海道旅行を組み合わせることで、新しい旅行ルートなどの提案が可能となる。
ファムトリップ参加者は３月24日に静岡市に到着し、県内観光施設やホテル、旅館等関係者との交流会に参加したほか、静岡浅間神社、はままつフラワーパーク等を視察し、26日に富士山静岡空港から札幌に向かった。短い日程ではあったが、中国各地の旅行社に静岡県のことを知ってもらう良い機会となった。
ファムトリップ終了後、交流会に参加した旅行社からの問合せもあり、今後の展開が期待できる。当事務所としては、このような事業を今後も積極的に進めていきたい。
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