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東南アジア駐在員報告2021年3月 社会・時事 今年、シンガポールの春節(旧正月)は例年よりも静かであった。昨年12月末に社会制限措置がフェーズ3へと移行して規制が緩和されたが、海外で感染が再拡大していたこともあり、政府はセーフティメジャー(安全基準)の遵守を求め、違反者には厳しい罰則が課されていたからだ。一般的に春節では家族・親戚が一同に集まって食事をするが、今年は1世帯が1日に受け入れることができる人数は最大8人までに制限された。仮に4人家族が2世帯集まったら上限に達してしまい、それ以外の家族は翌日に回るしかない。事務所スタッフも親兄弟や親戚家族に会うスケジュールの調整に四苦八苦していた。 |
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