東南アジア駐在員報告
2014年8月 社会・時事
駐在員 ： 芦澤裕之
７月１日から、タイに観光連絡員を配置し、静岡を訪問するツアーの営業を強化している。その観光連絡員とともに７月25日から27日までタイのデパートで開催された「ビジットジャパンＦＩＴ(個人旅行)トラベルフェア」を視察した。フェアは大変な盛況で、上半期訪日者数が前年比６割増と破竹の勢いで伸びているタイの訪日旅行ブームが当分衰えそうもないことを実感した。
各ブースは、平日の午前というのに旅行を検討するタイ人客でごった返しており、初日にして早くもパンフレットがなくなりそう、というブースもあった。
日本とは異なり、東南アジアの旅行博や旅行フェアは展示即売会である。来場者は会場で航空券やツアー商品を即決購入してしまう。このため、自治体などのブース出展者に求められるのは、「ホテルはどうやって予約するの？」「そこにはどうやって行くの？」という具体的な情報であり、そこで上手にプレゼンテーションできれば、その場で来客を獲得できるという、スリリングかつ、非常に楽しい営業の場となっている。
今年度も８月以降、タイ、シンガポール、マレーシアと、大きな旅行博が立て続けに開催され、多くの自治体や観光団体、観光施設が参加し、東南アジアからの旅行者獲得のしのぎを削ることとなる。
タイでは観光連絡員の手により早速フェイスブックページを立ち上げ、ＦＩＴをターゲットにした情報発信を始めているが、できる限り旅行博にも出展し、消費者へのダイレクトな訴えを進めていきたい。
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