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台湾駐在員報告

2017年3月 経済
駐在員 : 宮崎悌三


エアービーアンドビー、カウチサーフィン、ウーバー、ウォーゴーゴーなどカタカナばかりを並べているが、前者2つは宿泊手配、ウーバーは配車、ウォーゴーゴーは観光ガイド手配に関する個人と個人のニーズをつなぐ(マッチングする)サービスのことである。
 
このサービスによって、売り手にとっては、個人が保有するもの(部屋や車など)や技術(観光ガイドなど)を、ウェブサイトを通じて有料で提供することができ、買い手にとっては、これまでの市場価格より安く、早くサービスを手に入れることが可能となった。
 
最近では、アメリカのウォーゴーゴーが、2月22日からの台湾でのサービス開始に合わせて、テレビコマーシャルを頻繁に流しており、認知度向上のため躍起になっている。
 
その一方で、これらのサービスと既存の観光事業者等との摩擦も頻繁にメディアに取り上げられている。配車のマッチング事業を行うウーバー社(以下、サービスを提供する法人をウーバー社という。)は、専用アプリケーションソフト(以下、アプリという。)をスマートフォンにダウンロードし、アプリを通じて配車や決済などを行うというもので、かねてよりタクシー業者が事業を圧迫するとして反発していたが、ウーバー社は、アプリを通じてタクシーの配車も可能とする方針を打ち出すなど、タクシー業者側に歩み寄りの姿勢を見せていた。
 
一方で、交通部(国土交通省に相当)は、情報サービス業として登録されているウーバー社が、実際は運輸業の分野の業務を行っているとして、公路法(道路交通法に相当)に違反すると判断し、2017年1月以降、ウーバー社に対し多額の罰金を科す等、取締りの強化に動いた。
 
これを受け、ウーバー社は態度を硬化させ、自ら2月10日からの営業停止の決定を下し、2月末時点で、ウーバー社は営業再開についてのコメントは一切出していない。
 
今後、台湾においても団体ツアーから個人旅行への趨勢がますます強まってくるなか、ウェブサイトを通じた売り手と買い手のニーズのマッチングサービスに対する法整備や、競合関係にあるとされる業者との調整が急がれるべきであろう。


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