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東南アジア駐在員報告
1999年7月 政治 駐在員 : 篠原清志
・南沙諸島、マレーシアも一部を占拠
膨大な石油資源が眠っているとされ、フィリピン、中国、台湾、ベトナム、マレーシア、ブルネイが領有権を主張している南シナ海の南沙(スプラトリー)諸島では、昨年末、中国が大掛かりな建造物を増築した(ミスチーフ礁)ことが明らかになっているが、6月18日には、マレーシアがインベスティゲイター礁に軍事施設を建設した。とフィリピン国軍が発表した。
マレーシア側は19日、施設は海洋資源調査のためのもので、マレーシア領海内と反論したが、フィリピン国内では、スプラトリー諸島での実行支配を進めるためにも、中止している灯台の建設計画を復活するべきだなど強硬論が強くなっている。
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