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台湾駐在員報告

2015年9月 社会・時事
駐在員 : 内藤晴仁


家族と離れ一人で台北で暮らすようになってから、外食をする機会が多くなった。台北の街角には多くの飲食店や屋台が軒を連ね、食事の種類やメニューも豊富であるため、幸いなことに食事に困ることはほとんどない。私が通うお店はおいしく価格も手ごろなためか、地元の人も多く利用している。聞くところによれば、台湾人の約4割が1日2食を外食で済ませているとのこと。手軽に食べられる台湾の外食は地元でも大人気である。

台湾の外食の特徴の一つに朝食マーケットの充実がある。台湾では朝から外食という生活スタイルが浸透しており、朝食をお店で食べたり、テイクアウトして職場で食べたりする人も多い。

中でも、できたての料理を手際よく提供する屋台の人気は高く、人気のある屋台の周りには常に人が集まっている。

一方、店舗を構える飲食店も、朝食の提供方法に工夫を凝らしている。テイクアウト専用に店前に特設の販売所を設け、素早く商品を提供できるようにしたり、ハンバーグを販売する外資系の飲食店も、日中は販売していないお粥メニューを朝食セットとして用意している。

更に、朝食をコンビニで済ませる方も少なくない。コンビニではおにぎりやサンドイッチとドリンクがセットで販売されており、店内に併設されたイートインコーナーで購入したものを食べることもできる。そのため、朝食時に限らず、食事時には多くの人がコンビニを利用している。

夜になると、台北の多くの街角でナイトマーケット(夜市)が開かれる。一説によれば、台湾人の約4人に1人が、週1回以上夜市を利用し、そのうち3割以上が食事をしているとの話もあり、食事用の屋台だけが並ぶ夜市があったり、夜市で夕食を済ませる方もいる。

外食は手軽で便利な反面、脂っこいメニューも多く、外食を毎日続けると健康面(特に肥満等)の影響も心配される。また、近年は違法食用油を使用した事件等も発生し、食品の安全に対する関心も高まっている。

飲食店の中にはこうした消費者の動向を踏まえ、オーガニック素材等を用いた健康志向の高いメニューや、食の安全を前面に出したメニューを提供し、他店との差別化を図っている。

手軽でおいしい台湾の外食はサービスも満点である。これからもお店のサービスを見ながら、いろいろなお店で外食を楽しんでみたいと思う。


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