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台湾駐在員報告

2015年7月 社会・時事
駐在員 : 宮崎悌三


台湾では、静岡県は「日本の二級都市の一つ」と定義されている。何のことかと思われるだろう。

昨年一年間に台湾から日本へ渡航した人の数は、約290万人で、訪日外国人のトップを占めた。台湾での人気観光地は、北から北海道、東京、京都・大阪、九州、沖縄で、格安航空会社も含めこれらの地域と台湾の間には、日本と台湾の航空会社が定期便を運航しており、年に複数回訪れている台湾の方も少なくない。それらの地域には、外国人が旅行するのに便利な周遊券等が整備され、観光に関する豊富な情報が、台湾の旅行会社、ガイドブック、ウエッブに溢れている。

それらの観光地と異なり、地方独特の文化・歴史などを持っているが、公共交通機関はそれほど便利とは言えず、認知度も高くない日本の地方都市・地域を、台湾では“二級都市”と読んでいる。積極的な意味において、まだ観光地として可能性を秘めているという定義と考えられる。

この二級都市をもっと台湾に知っていただくためのイベント「新・日本旅遊節」が、台北市内で6月の端午節の連休に4日間開催された。主催は、静岡空港に定期便を運航しているチャイナエアラインほか。日本からは北海道から沖縄まで、二級都市とされる自治体を中心にブース出展を行った。中でも知事が訪台したのは、チャーター便で駆けつけた岩手県、香川県、愛媛県、熊本県の4県、副知事は新潟県、静岡県の2県で、各県の力の入れようが垣間見えた。うち定期便があるのは、香川県と静岡県であるが、熊本県は、今秋から定期便となるとの同県知事の報告があったように、路線の誘致に結果を出すための積極的な働きかけを行っているようだ。

静岡県関係では、伊豆半島13市町のうち、12市町の市長、町長がこぞって台湾を訪問し、イベントでピーアールを行ったが、今後もこのような広域的な取組みが広がり、認知度が向上することを多いに期待している。

4日間のイベントの来場者は、約6万人(主催者発表)であった。二級都市の魅力を今後も多くの台湾の方に知っていただきたいと思っている。


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