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韓国駐在員報告2022年1月 政治 今年3月9日は韓国の大統領選挙の日である。大統領は任期5年で再選はない。投票日は休日となる。この日に向けて、与党の「共に民主党」、最大野党の「国民の力」はともに予備選挙を複数回行い、それぞれ1人の候補者に絞った。革新系与党の李在明(イ・ジェミョン)前京畿道知事と、保守系野党の尹錫悦(ユン・ソギョル)元検事総長である。李・尹両候補の一騎打ちによる選挙戦の盛り上がりが期待されたが、最近はネガティブキャンペーンによる両候補や家族をターゲットとしたスキャンダルが次々と明るみになり、国民には白けたムードが漂う。眉をひそめたくなるような情報も多い。スキャンダルという意味ではどちらも大差ないのだが、現時点で明らかに支持率低下につながったのは、尹候補の方だ。韓国人の知人に話を聞くと、李候補は過去の京畿道知事選などでもスキャンダルはあったが、貧困家庭の少年工から現在の地位まで上りつめた人物であるため、社会が大目に見る傾向があるのに対し、検事総長出身の尹候補は清廉潔白の印象があるため、より失望しているようだ。失言の多さも指摘される。 |
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