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韓国駐在員報告

2009年7月　経済
駐在員 ： 掛沢孝壽

4大河川整備事業の総合計画が決定

4大河川整備事業は、韓国北西部の漢江(ハンガン)、南東部の洛東江(ナクトンガン)、中西部の錦江(クムガン)、南西部の栄山江(ヨンサンガン)の4河川で行われる政府の事業で、ダムや貯水池を新設し、洪水の防止や農業用水の確保、川の生態系の復元や水質の改善を図るほか、河川敷に延べ1,728キロの自転車道路を整備し、それぞれの地域に相応しいテーマパークの建設や環境にやさしい太陽光発電所や小水力発電所を新設することを主な内容としている。
4大河川整備事業は大規模な公共事業によって景気回復を図ることを目的としているため「韓国版ニューディール政策」と言われると共に環境の保全を目標に事業を進めることから「グリーンニューディール政策」とも呼ばれている。
事業は、当初、川の本流に限って進める計画であったが、最終的には支流も含めることになり、予算は13兆9,000億ウォンから16兆9,000億ウォンに増加した。
政府は4大河川整備事業で新たに19万人の雇用を生み出すことができるとしている。


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