東南アジア駐在員報告
2019年1月 行政 駐在員 : 竹田 敏彦
11月中旬に県、掛川市、国際経済振興会及びジェトロ関係者と共にテランガナ州ハイデラバードを訪問し、交流可能分野について現地調査を実施した。
県とテランガナ州との関係は、2017年に駐日インド大使館を通じて交流のアプローチを受けたことが出発点だ。その後、テランガナ州政府関係者が1度静岡を来訪し、県関係者の同州訪問は今回が2回目となる。
視察に先立っての州政府高官とのミーティングでは、テランガナ州がインドで最もビジネスに理想的な州であること、静岡県と相互に地域からの企業進出を促進したいとの意向が伝えられた。
ハイデラバードはインド有数のIT、ライフサイエンス、航空宇宙産業の集積地であり、インド工科大学ハイデラバード校を筆頭にこれら産業へ優秀な人材を輩出する教育機関も多数揃っている。
滞在中に訪問した日系企業では、インド中央部に位置し、自然災害が少ないという地理的・環境的条件の優位さ、穏やかな住民の性格及び州政府の支援が同州の強みとして挙げられていた。
テランガナ州とのコラボレーションでは特にIT分野で静岡県に大きなメリットが得られる可能性が高い。同州とは、友好関係の構築が始まったばかりだが、お互いに不足するパーツを補足しあって大きなパズルを完成させるような関係構築を期待している。
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