東南アジア駐在員報告
2016年12月 経済 駐在員 : 芦澤裕之
11月22日、シンガポールの高等技術専門学校、ニーアンポリテクニークで開催された、日本語を学ぶ学生や、日本に興味がある学生を対象とした交流イベント「Bonding Session」に参加し、静岡の緑茶や観光のPRを行った。
約110人の学生のうち、静岡県を知っている者はごくわずかであったが、富士山の認知度は高く、三島スカイウォークや駿河湾フェリーからの富士山の写真には大きな歓声が上がった。また、食べ物の中では、うなぎに対する反応が非常に大きかった。
また、プレゼンテーションの中で、冷茶とお菓子の試食を行ったところ、普段のイベントに比べて、お茶に対する反応が小さかった。学生に感想を聞いたところ、「味がしない」との回答があった。この原因は、東南アジアの若者は普段、味付けの強い食べ物、飲み物を飲んでいるため、日本茶の味や香りに慣れていないためだと思われる。
日本食は当地でメジャーになっているものの、食文化の浸透は一朝一夕にはいかないようだ。今回改めて、こうした取組を継続的に行っていくことが重要だと感じた。
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