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ホーム > 交流・まちづくり > 国際交流 > 地域外交課 > 海外駐在員報告 > 中国駐在員報告

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中国駐在員報告

2016年5月 行政
駐在員 : 土屋岳久


上海市の街中では交通渋滞が常態化しており、クラクションも常に鳴り響いている状態だ。住民も辟易しているとの声が聞こえてくる中、上海市公安局は2016年3月23日から道路交通安全管理を目的に、「中華人民共和国道路交通安全法」及び「中華人民共和国環境騒音汚染防治法」等の法律に基づき、交通違反者の取り締まりを強化することを通達した。
 
 この通達では、「違法駐車の禁止」「バスレーンの通行禁止」「強引な車線変更の禁止」「歩行者の信号無視や横断歩道以外の横断禁止」「営業許可の無い車両での送客業務(白タク)の禁止」「外環状線内側における不必要なクラクションの禁止」等、10の禁止項目が挙げられており、即日施行する旨が記載されている。
 
 これらの禁止事項は、基本的には法律で禁止されている事項ではあるが、実際には守られずに大きな問題となっていることから、今回の取り締まり強化が実施されるに至った。
 
 例えば、「外環状線内側における不必要なクラクションの禁止」については、2007年6月から違反者に50元から200元の罰金を課す規則が施行され、2008年6月には取り締まりの強化が実施された。取り締まり強化が実施された後、しばらくはクラクションが減り静かになったものの、数か月後には元の状態に戻ったと聞いた。事実、私が本年3月の初めに上海を訪れた時には、上海の活況を伝えるかのように至る所でクラクションが鳴っていた。
 
 しかし、今回の通達が出されてから、至る所に警官が立ち、禁止項目について取り締まっている姿が見られ、それに併せクラクションも日本と変わらない程度に減っていることも事実だ。公に何かを実施すると、その後の中国での動きの速さは目を見張るものがあるが、この状況が今後改善に向かうのか、また元に戻るのかについては引き続き注視していきたい。


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