中国駐在員報告



2010年9月 社会・時事
駐在員 : 野村芳一


     中国鉄道ネット報道によると、上海―杭州都市間高速鉄道は 10 月1日に開通する予定。区間距離は約 158.82 キロメートル、うち上海域内部分が 56 キロメートル。開通後上海―杭州の直通列車の走行時間はわずか 38 分(現在 75 分)となる。
    都市間高速鉄道の設計時速は最高 350 キロ、上海虹橋ターミナル駅から杭州東駅までの区間には、松江南、金山北、嘉善南、嘉興南、海寧西、桐郷、余杭南の七つの駅ができる。
    今年7 月 1 日に上海―南京都市間高速鉄道が開通されたが、上海―杭州都市間高速鉄道の開通により、長江デルタ地域の中心都市の繋がりはさらに緊密になる。
    虹橋駅は、駐在員事務所から近いので、鉄道による杭州への移動が大変便利になることが期待される。建設工事の現状を見ると、10月の開通に間に合うか大いに懸念されるが、一部区間では、既に試験運転を行っているようである。

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