東南アジア駐在員報告
2018年5月 経済 駐在員 : 竹田 敏彦
3月上旬、ジェトロが実施したラオスサービス産業海外進出支援ミッションに参加した。同行者は全国各地から集まったレストラン、ホテル、食品製造、スーパーマーケット等関係者の方々。ビエンチャン及びルアンパバーンの2都市を駆け足の日程でまわった。
ラオスの人口は約650万人、国土の7割が山岳地帯で占められており、多くの国民はメコン川の流れに沿った平地に生活している。経済・文化の両面で隣国であるタイ、中国、ベトナムとの関係が強く、周りの東南アジア各国と比べると日本との関係はまだまだ発展途上である。
ネット上では世界一静かな首都とも呼ばれることのあるビエンチャンであるが、街の中心部では多数の再開発が行われ、一部不動産バブルの様相を見せていた。物件の多くは中国資本によるプロジェクトであり、タイ、日本、韓国などの外国人も投資をしているとのこと。
もう一箇所の訪問先であるルアンパバーンは街全体が世界遺産の古都。まだまだ日本での知名度は低いが、多くの中国人、韓国人、欧米人旅行者が滞在していた。
現在は、街の中心部でもガタガタの道路を走る車は少なくのんびりとした雰囲気のあるラオスであるが、数年後にはまったく違った現代的な街に生まれ変わっている可能性が高い。
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