台湾駐在員報告
2020年1月 社会・時事 駐在員 : 内藤 晴仁
12月9日、日本からの年間の訪台旅行客数が初めて200万人を突破し、台北桃園空港で記念セレモニーが行われた。
日本からの年間の訪台旅行客数は、2005年に初めて100万人を突破、2012年以降は加速度的に増え、2018年は約197万人まで増加した。
もっとも、2018年の台湾からの訪日旅行客数が約450万人であるのと比べれば半分にも満たないが、国別訪問者数では中国に次ぐ2位で、その数も年々増加傾向にあることから、政治的な影響による中国人旅行客の減少を補う存在として存在感を高めている。
台湾政府観光局は、日本と台湾地方空港間のチャーター便に対する運航補助金額の割増、日本国内での台湾観光トークイベントやプレゼントキャンペーンを実施しており、日本人からの旅行客は引き続き増加していくと思われる。
静岡空港と台北を結ぶ定期便も月平均80%を超える高い搭乗率を維持するなど好調であることから、今後も双方の旅行客数が安定的に増加し、観光やビジネス、修学旅行等様々な分野での交流が活発に行われることを期待したい。
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