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北米駐在員報告
1999年5月 社会・時事 駐在員 : 若梅真樹
・「銃社会」アメリカ
先般のコロラド州デンバー郊外の高校で起きた銃乱射事件に比べれば極めて小さなマスコミ報道であったが、米国境に近いメキシコ・ティファナ市の交差点で信号待ちをしていた日本人会社員が2人組みの男に襲われ射殺されるという事件が発生した。犯人はカージャックが目的で被害者が抵抗したため発砲したとのことだが、現地で暮らす日本人にとっては大きな衝撃であり、危機管理の徹底が叫ばれている。
また、先日、LAポリスアカデミー(警察官養成所)を視察する機会があったが、そこの売店でもピストルからライフルまで販売しており、犯罪暦がなく、18歳以上のアメリカ市民であれば誰でも銃が簡単に手に入る状況を目の当たりにして、「銃社会」アメリカを実感した矢先の事件であった。
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