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中国駐在員報告

2018年4月 社会・時事
駐在員 : 石井 亘


中国は国家を挙げて自動運転車の開発を進めており、3月22日に北京市内で国内初となる路上テストが行われた。
今回の路上テストはインターネット検索最大手の百度(バイドウ)が行ったもので、テストに必要な自動運転車用ナンバープレートを北京市から交付された後、北京経済技術開発区において、信号通過、Uターン、カーブや停車といった運転動作を試行した。
路上テストを行った車両は、自動運転車であることを大きく掲示しているほか、車体にはセンサーやカメラが取り付けられている。また、ドライバーと機器オペレーターの乗車が義務付けられており、異常事態が発生した際にはドライバーが操作を行い、危険を回避することが求められている。路上テストは日中のみ実施可能で、住宅街やオフィス周辺、病院、学校といった交通が集中する地域を避けるように規定されている。
テスト当日、百度は「今回の路上テストにより自動運転車の開発が加速することを期待している」という声明を発表した。
中国政府は「2020年までに一定の条件下での自動運転車の開発を達成し、2025年には完全な自動運転車を開発する」という目標を打ち出しているが、これは中国が単なる製造大国から、先進技術を有した世界の製造強国となるための目標である。現在、自動運転車の開発は米国が主導権を握っているが、アリゾナ州で発生した試験運転中の歩行者死亡事故が、開発の進展に影響を及ぼすと推測されており、その間に中国の開発が進むと考える専門家もいる。
中国国内では北京市以外にも、上海市、重慶市、深圳市が自動運転車走行テストに関する政策を発表し、開発を進めている。


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