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台湾駐在員報告

2023年5月 社会・時事
駐在員 : 市川 美奈子


 台湾衛生福利部(厚生労働省に相当)中央流行疫情指揮中心は4月7日、公共交通機関でのマスク着用規定を4月17日から緩和すると発表した。これまでは公共交通機関でのマスク着用が義務付けられていたが、4月17日以降、医療機関やケアサービス施設などを除き、着用は「個人の判断」となり、制度上は大幅に規定が緩和された(ただし、発熱や呼吸器系に症状が見られる人、高齢者、免疫機能が低下している人はマスク着用を推奨とのこと)。
 では、実際の着用率はどうかというと、公共交通機関の利用時には、まだ8〜9割の人がマスクを着用している印象である。ただし、子供が公園で遊ぶ時や、近所の散歩・スポーツをする時などは、マスクを着用しないケースが増えてきているようだ。
 台湾の個人旅行者や旅行会社の中には、新型コロナが感染症法上の位置づけで「5類」へ移行されたら、日本への旅行がしやすくなる/旅行商品を作りやすくなると期待している人たちがいる。「5類」以降移行後の、台湾からのインバウンド回復に注力したい。


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