韓国駐在員報告
2021年5月 社会・時事 駐在員 : 高橋 誠
昨年9月にKT経済経営研究所などが発表した「ソーシャルメディア現況及び展望」によると、昨年1月〜3月の韓国のSNS利用率は87%で、UAE(99%)、台湾(88%)に次ぐ第3位。また、人気のSNSは「Naver Band」「Instagram」「Kakao Story」「Facebook」「Naver Cafe」の順(別の調査結果)であることが分かった。
ただし、これはあくまでも「SNS」を調べた場合。情報通信政策研究院(KISDI)の資料によれば、2018年まで利用者が右肩上がりで伸びていたSNSは、2019年から減少に転じている。事務所のスタッフに聞いてみても、「以前はFacebookやInstagramを頻繁に利用していたが、1、2年前からあまり使わなくなった」と資料と合致するコメント。
SNSを見ない人々が向かった先は、YouTube動画であった。楽しい動画を上げるYouTuberは多く、最近では飲食店などのお店もYouTubeチャンネルを運営していて、人気を博している。また、自己の生活や好きなことを動画で表現する「Vlog(ブイログ)」(=Video Blog(ビデオブログ)が大人気。日常を短い動画で公開する人が増えている。
ただ、日常は仕事と直結。企業は機密漏洩や職場の陰口に頭を悩ませているそうだ。
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