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ホーム > 交流・まちづくり > 国際交流 > 地域外交課 > 海外駐在員報告 > 東南アジア駐在員報告

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東南アジア駐在員報告

2006年1月 経済
駐在員 : 橋本 勝弘


    昨年のタイは、インド洋大津波によるリゾート地プーケットの大被害で幕を開け、さらに原油高や鳥インフルエンザの再発など、悪材料が続出した。その影響でインフレ率の上昇、内需の陰りなどから、経済成長率は一昨年(2004年)の6.1%から4%台に鈍化する見通しとなった。
    しかし、後半には復調の兆しを見せ始め、日タイ自由貿易協定(FTA)の大筋合意や自動車生産の100万台突破など、大きな節目を越えた1年でもあった。
    アジアのデトロイトを目指しているタイでは昨年11月、年間自動車生産台数がはじめて100万台を突破し、世界ランキングでイタリアを抜いて世界14位となった。タイ政府は当初、「アジアのデトロイト」計画において2010年までに180万台の生産を目指していたが200万台に上方修正した。

          2003年2004年2005年2006年2010年(計画)
    生産台数750,512930,0001,140,0001,340,0001,800,000→2,000,000

                     (出所)ニュースネットアジア等報道資料により作成
    特に、世界戦略車(IMV*注1)を擁するトヨタが輸出、タイ国内の商用車販売の2部門でトップに立っており、現在、15ヶ所の生産工場で21ブランドが生産されている。
    今後も、日系自動車メーカーによるタイでの生産・輸出拠点化が加速するものと思われる。
    また、新たな注目される動きとして昨年末、タイ工業省、タイ工業連盟、バンコク日本人商工会議所及びジェトロ・バンコクセンターの4機関による「タイ自動車産業人材育成プロジェクト」に関する覚書が締結され、自動車関連地場産業底上げを目的とした人材育成の取組みが始まるなど、「アジアのデトロイト」の実現が近づいている。

     注1・・・IMVとは、インターナショナル・イノベーティブ・マルチパーパス・ビークル
         の略で、トヨタがアジア、南米、アフリカなどの振興地域向けに開発したピッ
         クアップトラック・多目的車の総称である。


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