中国駐在員報告
2016年10月 社会・時事 駐在員 : 土屋岳久
新華社電によると、先日重慶市で開催された「世界旅行都市連合会サミット」において、「中国公民海外旅行消費市場調査報告(2015-2016)」に基づく2015年の中国人観光客数と人気の旅行先が報告された。
この報告によると2015年の中国人海外旅行者数は前年比10.09%増の1.2億人に上り、海外での消費総額は前年比30.3%増の2150億ドル(約21.7兆円)に上り、全世界の17%を占めるとのことである。
人気のある旅行先としては、短距離では、東京、ソウル、バンコク、大阪、済州島、名古屋の順であり、遠距離ではパリ、ローマ、ロサンゼルス、シドニー、ロンドンの順であった。
また、同報告書によると、中国人観光客が旅行先を決める際は、「絶景、山・川・海の風景、歴史遺産等の自然風景」「友人の勧めやCM等の口コミ」「外国特有の雰囲気や美食等の風土」「有名な場所や行ったことの無い地への好奇心」の4点が決め手になるということである。
今後、本県の観光PRを行う際には、上記4点を念頭に入れ、中国人観光客の興味をそそる情報提供をするよう心掛けていく。
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