東南アジア駐在員報告
2021年11月 社会・時事 駐在員 : 福田 渉
YouTubeは東南アジア諸国でも最も人気があるウェブ動画サイトのひとつで、各国で活躍する人気ユーチューバーには現地で暮らす日本人もいる。
シンガポールで人気のジブおじさん(Ghib Ojisan)もそのひとり。先日、ジブおじさんに静岡フェアを取材してもらう機会に恵まれた。当地で30年以上にわたって営業をしている「フィッシュマートさくらや」での静岡フェアでは、本県の産品を使ったレストランメニューや加工品の販売を行った。ジブおじさんは、生しらすやさくらえびの軍艦巻、静岡抹茶をまぶした天ぷらなどを味わう様子を撮影していた。
後日、掲載された動画を見ると、シンガポール人の義母と中国語だけでコミュニケーションを試みつつ初体験の料理をする中、静岡フェアの情報を織り交ぜて紹介する内容で、視聴者を飽きさせない構成になっていた。静岡の食材を使ったおいしそうな料理が、存在感溢れる義母との軽妙なやりとりに圧倒される感はあったが、視聴回数は公開3日目で4万回を超えた。
新型コロナウイルスの世界的な感染拡大によって、動画によるプロモーションの影響力はますます高まっている。国際的な渡航の制限が続くなか、東南アジア各国のインフルエンサーと連携して発信をすることで、本県をより身近に感じてもらいたい。
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