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東南アジア駐在員報告2003年5月 社会・時事 シンガポール ゴー首相シンガポールに見るSARSへの「宣戦布告」から「制圧」まで(5月6日現在)
「宣戦布告」から、ほぼ2週間が経過した5月2日、ゴー首相は、政府が新型肺炎SARSを徐々に制圧しつつあるとの認識を示した。「新たな感染者が依然として現れており、政府が完璧にSARSを抑えたとは言えないが、統計を見る限り徐々に制圧しつつある」と述べ、ただ、「一人の自分勝手な行動がそれまでの全員の努力を無駄にしてしまう」と、責任ある行動を取るよう改めて注意を喚起することも忘れていない。5月6日付けのプレス声明によると、感染者数は204人で、このうち、149人が回復・退院し、死亡者は27人となっている。一方で、5月5日付けの地元紙では、オチャード通りやその他のショッピングスポットに賑わいが戻ったと報じている。 |
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