中国駐在員報告
2014年12月 行政 駐在員 : 井口真彦
11月27日、北京の在中国日本国大使公邸で開催された「平成26年度天皇誕生日祝賀レセプション」に参加し、静岡県の観光・産業のPRを行った。
本県ブースでは、ポスター、観光パンフレットの他、関係課の協力を得て、駿河蒔絵などの伝統工芸品やプラモデルを展示し、多くの来場者の関心を集めた。
同レセプションは、毎年、祭日祝賀行事として大使館が主催して開催しているもので、今年も、企業、各種団体、自治体がブース出展し、開場から閉会まで多くの招待客で賑わい、予定終了時間を超えても多くの招待客が残り、展示ブースを回っていた。
招待客は、中国政府関係者、各国外交団、在留邦人関係者等で、今年の来場者数は約1,000名。中国側からは劉建超外交部部長助理が主賓として出席した他、米国大使をはじめ、多くの各国大使も出席した。劉部長助理は式典出席後、各展示ブースを見学し、記者団に対して、「今日のレセプションの出席者は非常に多いと感じており、これも日中両国民の友情がしっかりした基盤を有していることの反映であろう、私もこのことを嬉しく思う、両国国民の期待の下、双方の政府が不断に努力する下で、両国関係が最終的に良い方向へと発展していくと私は信じている」と述べた。
日中首脳会談が実現した後も日中関係が厳しい状況が続く中、政治の都・北京では、日中友好を推進する行事や各種プロモーションなどがしにくいとの声も聞かれるが、国の機関が主催するイベントに、中央政府の外交部幹部が出席し、友好的な言動を示し、和やかな雰囲気を演出したことは、日中友好に携わる者として、今後の展望に若干の明るさを感じた。
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