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韓国駐在員報告

2016年11月 経済
駐在員 : 松村昭宏


日本の繊維・化学メーカー、東レの韓国子会社である東レ先端素材は10月19日、韓国南東部慶尚北道の亀尾(グミ)市にある国家第5産業団地(亀尾ハイテクバレー)で亀尾第4工場の起工式を行った。同社は亀尾ハイテクバレー内の27万平方メートルの用地に4,250億ウォン(約390億円)を投じ、同工場を2021年までに完成させる計画だ。

新工場では炭素繊維複合材料、ポリプロピレン長繊維不織布、ポリエステルフィルムなどの先端素材を生産する。素材分野で同社が今もアジアトップを走っているポリプロピレン不織布は新工場の完成により年間生産能力が1万9千トン引き上げられ計6万2千トンとなり、衛生用品や医療用品、産業用品など広範囲での利用が期待される。同時にポリエステルフィルムの生産能力も引き上げ、次世代ディスプレーの需要拡大に対応し、輸出増加にも結び付けていく考えだ。ポリエステルフィルムはモバイル機器やテレビ、EV(電気自動車)などに使われる素材で、関連産業の成長に伴い需要急増が見込まれている。

亀尾第4工場が完成すれば、約2,400人の雇用創出と1兆1千億ウォンに達する輸出・輸入代替効果が得られ、地方経済の活性化につながると東レは期待を寄せている。東レは今回の増設を機に、韓国、中国、インドネシアの三角生産体制を戦略的に活用し、アジアの需要増に先回りして対応するとともに、リーディングカンパニーとして世界トップを目指す意向である。

ちなみに韓国で計12の工場を運営している東レは、亀尾第4工場を含め韓国に総額で3兆7千億ウォンを投資している。


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