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韓国駐在員報告2012年8月 経済 韓国の大型百貨店が、10代後半から20代前半までの「ヤンプン族」(ヤング+ブランド品(韓国語でミョンプン)+族)にターゲットを移しつつある。
ロッテ百貨店は、最近、若者をターゲットにしたファッションビル「ヤングプラザ」を大々的に改装している。ヤングプラザ本店(ソウル市中区。ロッテ百貨店本店に隣接)は、7月から店内のブランド店の半分以上を変更する改装が行われている。 新たな社員教育もスタートした。ロッテ百貨店は、「買いたいものは必ず買う、プライドの高い若い顧客を捕まえるには従来の顧客とは違う接客法が必要。」との判断から、ヤンプン族をターゲットにした社員教育を、6月27日から、ヤングプラザ清州店、大田店、大邱店、金海店、光州店などで実施している。特定の年齢層に焦点を当てた社員教育は、今回が初めてである。 さらに、「教えようとすると反感を買う。」、「1万ウォン(700円)しか買わないからと無視するな。」といった内容の「応対マニュアル」も作成した。 他方、現代百貨店は、若者層専用メンバーシップカード「ユーカード」を、百貨店業界で初めて導入するとともに、ヤンプン族マーケティングのための特別班を29歳未満の社員だけで構成した。これまでに、特別班は、百貨店のエレベーターの中で告白するというカップル向けの「愛の告白エレベーター・イベント」などのヤンプン族を呼び込むアイデアを出し、人気を集めている。 【恋人専用 愛の告白エレベーター・イベント】 |
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