台湾駐在員報告
2021年4月 経済 駐在員 : 宮崎 悌三
台湾のチャイナエアラインは3月20日、台湾から富士山周辺まで往復する日帰りツアーを実施した。このツアーは、同社保有のジャンボ機と呼ばれるボーイング747型機の退役を記念する最後のフライトの運航先として、富士山が選ばれたもので、行先となる静岡県はこのツアーに協力。インターネットで発売されると数分で完売するほど人気を博した。
乗客約370人を乗せたジャンボ機は、駿河湾と伊豆半島を横断し、初島を回り込むように半時計周りに旋回。笠雲を被った富士山が見えると窓に吸い付くように多くの乗客が写真を撮っていた。
機内食には、うなぎのかば焼き、桜エビ入りの焼きそば、富士山型をした抹茶のデザート、静岡産緑茶などを楽しんでいただいた。また、静岡県ゆかりのお土産の提供、搭乗待合室での記念撮影コーナーの設置、抽選会なども行い、ツアー全体を通じて静岡県の情報に触れ楽しんでいただくよう工夫した。
このツアーで富士山や静岡県に触れたことで、海外との往来が回復した際に静岡県を訪れていただくことを期待している。
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