中国駐在員報告
2019年5月 社会・時事 駐在員 : 土屋 岳久
3月から4月にかけ、江蘇省蘇州市で開催された「蘇州国際旅游展」、浙江省寧波市で開催された「寧波特色文化産業博覧会」、上海市で開催された「上海国際旅游博覧会」にそれぞれ出展を行い、静岡県のPRを実施した。
これらの都市は華東地域と呼ばれる上海を中心としたエリアにあり、中国の中でも経済発展が進んでいる地域である。
この3カ所での博覧会の静岡県ブースにおいて来場者に「富士山と桜」「富士山と茶畑」「富士山と駿河湾」「富士山と紅葉」の4種類のポストカード用意し、好きな絵柄を1枚持って帰ってもらったところ、一番人気は「富士山と桜」であった。
「富士山」も「桜」も両方とも多くの中国人にとっては「日本の象徴」であるためこの結果は予想できたが、意外だったことは年配の方は「富士山と桜」よりも「富士山と紅葉」を選ぶ人の方が多かったという事である。
事務所では中国各都市で開催される旅行社セミナーや旅游博等において静岡県をPRする業務を行っており、都市毎に「誰に向けて何を伝えたいのか」という事を考えて、その都市に合う形を模索しながらPR活動を行っているが、今回のポストカード配布により「年配の方を対象にしたPRでは、秋の景色が心に響く可能性が高い」という事を学ぶことができた。
今後もこうしたイベントを通じて中国現地の様子を情報収集し、伝えていけるよう努めていく。
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