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ヨーロッパ駐在員報告2002年12月 行政 ドイツ、緊縮型の来年度予算案を閣議決定 補正予算案では、歳出が当初予算から50億ユーロ増加の2,525億ユーロ、歳入のうち税収は85億ユーロ減少の1,907億ユーロとなった。このため、歳入不足を補うために借り入れは当初予算から135億ユーロ増の346億ユーロとなった。 2003年度予算案は、総額を約2,479億ユーロとし、歳入のうち税収は6.1%増の2,204億ユーロ、借り入れは189億ユーロとなっている。景気低迷による歳入の減少が89億ユーロに達する一方、洪水被害者連帯法による歳入増、各種税制優遇措置の廃止及び環境税引き上げによる歳入増が、それぞれ30億ユーロ計上されている。 閣議後の記者会見でアイヒェル蔵相は、2006年までの財政均衡達成という政府目標を堅持すると強調した上で、来年度予算でも財政赤字の対GDP比3%以内というEU安定協定を遵守すると言明した。 景気低迷の中で増税と歳出削減を打ち出した政府に対しては世論も厳しく、20日付けの大衆紙「Bild」は、「増税、債務増大、失業者増大―もううんざり!」との見出しを掲げた記事を掲載した。労働分野での支出増を賄うために、新規借り入れを大幅に増やしたものとなり、来年度予算案も2002年度補正予算案に比べて1.8%マイナスの緊縮型の予算となった。 補正予算案では、歳出が当初予算から50億ユーロ増加の2,525億ユーロ、歳入のうち税収は85億ユーロ減少の1,907億ユーロとなった。このため、歳入不足を補うために借り入れは当初予算から135億ユーロ増の346億ユーロとなった。 2003年度予算案は、総額を約2,479億ユーロとし、歳入のうち税収は6.1%増の2,204億ユーロ、借り入れは189億ユーロとなっている。景気低迷による歳入の減少が89億ユーロに達する一方、洪水被害者連帯法による歳入増、各種税制優遇措置の廃止及び環境税引き上げによる歳入増が、それぞれ30億ユーロ計上されている。 閣議後の記者会見でアイヒェル蔵相は、2006年までの財政均衡達成という政府目標を堅持すると強調した上で、来年度予算でも財政赤字の対GDP比3%以内というEU安定協定を遵守すると言明した。 景気低迷の中で増税と歳出削減を打ち出した政府に対しては世論も厳しく、20日付けの大衆紙「Bild」は、「増税、債務増大、失業者増大―もううんざり!」との見出しを掲げた記事を掲載した。 |
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