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東南アジア駐在員報告2003年8月 経済 シンガポール ヤマハ モーター アジア 成長力で3位にランク
DPインフォメーションは「シンガポール1000」と「中小企業500」から黒字企業を抽出し、1999年4月から2002年3月までの売上高の年平均成長率(CAGR)が高い50社をランク付けした。 1位はシンガポール・パワーの子会社SPテレコミュニケーションズで、CAGRは、1,028%、2位は化学製品卸のユニバーサル・インターケミカルズ・コープで296%、3位が本県のヤマハ モーター アジアで264%となっている。ヤマハ モーター アジアは、アジアでの総合力強化を目的に、アセアン地域のファイナンスセンターとして、1998年に設立された会社である。 ヤマハ発動機と言えば、2003年3月期に売上高が初めて1兆円を超え、経常利益は前期の2倍の672億円と過去最高となるなど、アジア地域での2輪車の販売が好調と伝えられていた。日本国内初の電動ミニスクーター「パッソル」の発売、2輪車初の燃料電池「メタノール型燃料電池」の開発、災害発生時の観測などを目的とした無人ビークルの事業化、排気系コンポーネント部品製造のサクラ工業との排気事業統合などなど、技術力の高さと国際競争力強化の動きが著しく目を引いていただけに、当然の結果と肯ける。 また、スズキも売上高が初めて2兆円を突破し、4期連続の過去最高となるなど、好決算の西部企業が「ものづくり静岡県」を世界にアピールしている。 |
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