中国駐在員報告



2010年7月 社会・時事
駐在員 : 野村芳一


     開幕当初は、入場者数がやや低迷し、開幕前に見込まれていた入場者7,000万人に及ぶのか懸念されていた上海万博だが、その後順調に入場者数が増えている。特に最低入場者数を記録した5月5日以後からは、日ごとにその数を伸ばし、6月に入ってからコンスタントに40〜50万人が入場したことで総入場者数2,000万人の大台を突破した。
    さて、入場者の95%が中国人と言われる上海万博だが、地元紙が上海市旅游局の調査結果として伝えたところによると、5月中に来場した外国人は38万人で、このうち日本人が最多の19.2%を占めた。韓国人(8.2%)がこれに続いた。
     また、市内の旅行各社によると、上海市を訪れる外国人観光客は前年同期に比べ数倍に増加し、このうち9割以上が万博会場に足を運んでいる。大手の上海中国青年旅行社では、万博見学を含むツアーに申し込んでいる外国人の85%が日本人で、予約時期は9月が最も多いという。
    6月に入ってからは、市内の観光地などで外国人、特に以前余り目にしなかった欧米人が目に見えて増えているという印象を受ける。これからも夏休みに向けて外国人旅行者がさらに増加していくものと思われる。

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