韓国駐在員報告
2019年11月 経済 駐在員 : 野原 靖
11月20日〜23日の4日間、韓国最大の国際食品展「COEX FOOD WEEK 2019」がソウル市内の総合展示場で開催される。過去最大規模となる今回は、国内外の約1,300社が1,620ブースを出展する。
日韓関係が厳しい中であるが、県内からは企業6社が参加する。今年度の食品展の目的は、@各国バイヤー(韓国、東南アジア、中国、中東バイヤー等)との商談、Aバイヤーの具体的な評価ポイントや課題の把握、B試食・アンケート調査(韓国人消費者の嗜好、食シーン、頻度、購入意向価格帯など)としており、既に複数の韓国バイヤーが本県ブースでの商談などを予定している。
当事務所がこれまでの食品展出展やバイヤー招聘などを通して流通に至った県産のわさび加工品やかつお節、茶そばなどは、現地マートでは日本コーナーではなく韓国メーカーの商品とともに一般消費者向けに販売されている。
以前、大手マートに県産品が販売された際、担当者は「短期ではなく長期的な商品として考えているため、外国製品ではなく国内(韓国)売場の棚で販売する」と力説していたことを思い出す。
これもバイヤーとの強い信頼関係を構築し、さらにマーケットインの手法で販路開拓支援を進めた結果であると自負している。
日韓関係が厳しい状況の中であるが、県産品の販売が続いていることに安堵するとともに、今回の食品展出展を通してさらなる販路拡大支援を進めたい。
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