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ホーム > 交流・まちづくり > 国際交流 > 地域外交課 > 海外駐在員報告 > 東南アジア駐在員報告

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東南アジア駐在員報告

2006年11月 社会・時事
駐在員 : 獅倉 浩


       9月29日、タイの首都バンコクから東へ約30キロの位置に、東南アジア最大のスワンナプーム国際空港が開港した。
       4,000メートルと3,700メートルの滑走路が各1本、航空機駐機場が51。空港ビルは総床面積56万3千平方メートル。1階がバスの発着専用階、2階が到着ロビー階、3階は軽食店が並ぶ待合階、4階が出発ロビー階、5階は航空会社事務所階、6階はレストラン階、7階は見学専用デッキとなっている。管制塔の高さは132.2メートルで、世界一。チェックインカウンターは24列の360デスク、出国パスポート審査は72デスク、入国パスポート審査は120デスク。駐車場は430台分。空港内は天井も高く広々と造られており、一部薄暗く感じられる所もあるが、全体として広々として、ゆったりとした感じがする。一番遠いゲートに飛行機が到着すると、黙々と歩き続けても入国パスポート審査デスクまで到着するのには約10分もかかってしまう巨大な空港で、成田空港の3倍の大きさだ。
       開港当初は、到着便の乗客の機内預け荷物が回転式コンベアに出てくるまでに3時間以上もかかったり、空港内の案内板が見えにくいために、大勢の人々が空港ビル内をさ迷い歩いていたり、空港からタクシーに乗るのに1時間以上も列に並ばされたりと大変混乱し、出発の際には3時間前に空港に着くよう、到着の場合には手荷物は機内持ち込みにするように勧められた。航空貨物も、税関と航空貨物事業者間に接続されているべきコンピューター回線が未だ接続されていなかったことから、通関手続きを手処理で行わざるを得ず、そのため積み込み予定飛行機に手続きが間に合わなかった貨物が大量に積み残される事態が発生していた。
      開港後1ヶ月が過ぎ、搭乗客の貨物トラブルは解消されたようだが、航空貨物のトラブルは未だに続いており、いつ解消されるか判らない。
       空港からバンコク市内中央までは、高速道路を利用して車で約40分、高速道路料金65バーツを入れてもタクシー料金は約300バーツ((注1):約900円)。また、高速バスが6路線出ており、こちらは市内中央まで1時間以上かかるが、150バーツ(約450円)と、一人旅で時間を気にしない場合には利用できる。
       同空港の年間乗客取り扱い能力は4,500万人で、第3ターミナルが2008年にオープンして同6,400万人(現在は4,400万人)になるシンガポールのチャンギ国際空港と、東南アジアのハブ空港としての地位を競っていくことになる。


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