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東南アジア駐在員報告
2010年2月 経済 駐在員 : 長谷川 卓
シンガポール・・・リゾート・ワールド・セントーサ開業
1月20日、シンガポール最大の観光リゾート地、セントーサ島に建設が進められてきた「リゾート・ワールド・セントーサ(RWS)」の一部を構成する4つのリゾートホテルが開業した。RWSはカジノ、ユニバーサル・スタジオ・シンガポール(USS)、ショッピングセンター、MICE(会議・研修、報奨旅行、大会・学会、展示会)施設、リゾートホテルなどからなる複合リゾート施設。シンガポール初のカジノとUSSは本年3月の開業予定だが、政府の営業許可が得られていないとの報道もある。
同国はMICE誘致先進国としての実績を活かし、カジノとテーマパークを両輪にして、中国を中心とする外国人富裕層をターゲットに観光誘客を進める。アセアン地域内だけでもすでにベトナム、カンボジア、マレーシア、フィリピンにカジノ施設がある。さらに東アジア・オセアニア地域にまで範囲を広げれば、オーストラリア、ニュージーランド、韓国、そして最大のライバル、マカオが相手となり、激しい集客競争が予想される。
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