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ホーム > 交流・まちづくり > 国際交流 > 地域外交課 > 海外駐在員報告 > 東南アジア駐在員報告

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東南アジア駐在員報告

2017年3月　経済
駐在員 ： 吉住理恵子

インドネシア投資調整庁（ＢＫＰＭ）は、投資認可取得企業が建設許可や環境認可等の交付を待たずに工場建設に着工できる「クリック（ＫＬＩＫ）」制度の対象団地を追加すると発表した。

個別法令等の運用にグレー部分が多く、ＢＫＰＭの投資認可の後も、各許認可に時間（と場合によっては非公式手数料）がかかることが、進出時の課題として指摘されているが、1年前にジャワ島内を中心に14ヶ所の工場団地がＫＬＩＫの対象となったのを皮切りに、現在の対象団地は32カ所にのぼる。また、これまで82案件の適用があるという。

二輪関係を中心に足元景気がいまひとつで、首都ジャカルタでは特別州知事に反対する大規模集会も行われているが、県内楽器メーカーのヤマハが、2018年８月の工場操業開始を予定して、電子楽器、ピアノ部品の生産工場を、西ジャワ州に建設すると報じられるなど、大型投資もあることから、透明性が高く迅速な投資環境の整備促進が、投資の追い風となるか注目したい。


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