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ヨーロッパ駐在員報告2002年12月 政治 オーストリア総選挙、現政権の続投か
一方、野党の社会民主党は33.2%から36.9%、緑の党も7.4%から9.0%に、それぞれ支持を伸ばした。 今回の選挙戦の争点は、現政権が進めている行財政改革、景気対策、EUの東方拡大などであった。自由党の失った票の大半が国民党に移ったという調査結果もあることから、シュッセル現政権の政策が是認されたと見られている。 しかし、国民党単独では過半数に達しないため、国民党は連立相手を探さなければならない。EUの東方拡大に否定的なキャンペーンを広げて大敗した自由党とは、この問題についての方針が違うことから、シュッセル首相の今後の動向が注目されている。 |
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