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中国駐在員報告
2011年2月 社会・時事 駐在員 : 野村芳一
中国の大手インターネットサイト「大衆点評」の調査によると、上海人の1回の外食における支出は1人平均88元(約1,140円:1元=13円)で、全国平均の74元(約960円)よりも高く、中国で最も支出が多いことが分かった。上海は、比較的値段の高いレストランが多いためと思われる。
また外食の理由として、「友達との食事」が最も多く、全体の68.1%を占めているという。「大衆点評」は、口コミサイトとして、多くの人が利用しており、信頼度も高い。
調査では、値段の高い料理として、西洋料理、日本料理があげられているほか、上海エリアの地元の料理やバイキングなどもランクインした。上海では、飲み放題食べ放題のバイキング方式により客に訴える商法が人気を呼んでいる。
この調査は、全国主要7都市で行われたが、地域別の比較では、外食1回1人当たりの消費額が高い順に上海88元、深セン70元、北京67元となっている。浙江省の杭州は第4位の65元で全国平均には及ばないが、北京とほとんど変わらない程度の支出がされている。
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