韓国駐在員報告
2021年6月 社会・時事
駐在員 : 高橋 誠
韓国では、昨年5月にクラブで集団感染が起きたことを受け、翌月には早くも遊興施設を対象に「QRコードを活用した電子出入名簿」の作成が義務化された。
店舗に置かれたディスプレイに自身の個人情報を記録したQRコードをかざすと、入店記録とQRコード情報のみを社会保障情報院が保持。これらの情報は、何もなければ4週間後に自動的に削除される。コロナ患者が発生した時だけ活用される仕組みだ。
現在、この入店時のQR認証が一般店で店内飲食をする場合にも義務化されている。スマートフォンを使い、QRで一瞬にして入店情報を記録でき、安心して食事を楽しめる。
QR個人認証に問題がある人(外国人登録未完了者、機器が苦手な高齢者等)のためには、携帯電話の番号と住所地(市・区名)のみを記載する紙の名簿も備えている。
最近は、店側の情報管理負担を減らし、手書きが面倒な方に対応するため、「080」で始まる店固有番号にかければ登録完了という「コールチェックイン」が普及し始めている。受信側が電話料金を負担する仕組みで、3月末現在で100 以上の自治体が参加。
ただ、店舗数、入店者数が多いソウル中心部では、まだまだQRか手書きの二択が主流。先月やっと外国人登録が完了した私は、手書きから解放されたので、まず、よしとしたい。
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