東南アジア駐在員報告



2011年7月 経済
駐在員 : 長谷川卓


    首都ジャカルタから東に延びるジャカルタ・チカンぺック高速道路沿いには、約20か所の工業団地が建設されている。これらの工業団地への日系企業の新規進出、投資拡大が続いている。
     6月15日、ジャカルタから東へ約50q、日系企業資本により開発された工業団地の一つ、「カラワン インターナショナル インダストリアル シティ(KIIC)」を訪問した。現在、操業している81社中69社が日系企業(合弁を含む)。うち18社が静岡県企業であり、多くはオートバイ又は自動車関連部品等の製造業である。KIICの営業責任者の話では、2009年から急激に売れ行きが伸び、分譲中の区画はほぼ完売の状況で、新規造成計画を進めているが、完成前から予約が入っているとのことだ。
    インドネシアは、生産拠点の中国一極集中からの分散化を図る「チャイナプラスワン」の有望国の一つだが、金融危機後の2009年、世界同時不況の中でも国内総生産(GDP)成長率4%台(対前年比)を維持したことや、2期目ユドヨノ大統領政権の安定が、市場としての評価を高めたと考えられる。

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