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東南アジア駐在員報告
2010年9月 社会・時事 駐在員 : 長谷川卓
米国の民間世論調査会社、ギャラップ社が実施した調査(Gallup poll)によると、シンガポールは、同国への移住を希望する人の割合が最も高い国であることが明らかになった。これは、仮に同調査に回答した海外移住希望者全員が希望国に移住した場合、同国の成人人口は、219%増加することになり、この増加率が世界1位という調査結果だ。2位はニュージーランド、3位はサウジアラビア。ちなみに実数ベースでの1位は米国。
シンガポールの人口は約500万人(2009年)。うち国籍保持者・永住権取得者が約373万人、残りの約117万人が外国人労働者。研究・開発などの高度な頭脳労働者の移住を推進する一方で、いわゆる3K労働の雇用調整弁として外国人労働者の受入れを進めてきただけに、先進国及び発展途上国居住者の両方から人気が高いシンガポールならではの結果と言える。
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