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東南アジア駐在員報告
1999年9月 経済 駐在員 : 篠原 清志
東南アジア各国、景気回復に自信
マレーシア: 9月1日の資本規制解除は、予想された海外投資家による株の集中的な売りもあまり見られず、株式相場の底固さを見せている。これは、国内経済回復への信頼の現れと見られ、ほとんどのアナリストが、年末にかけて株式市場は上昇していくと指摘している。
タイ: 中央銀行は8月31日、7月の経済諸指標の速報値を公表した。輸出が伸びているのに加えて、民間消費も拡大。銀行融資額も前月比増加に転じたことから、今年の経済成長予測率を1%から3~4%に上方修正した。
シンガポール: 商工省が8月10日発表した今年第2四半期GDP成長率は、前年同期比6.7%と高い値となった。特に製造業は14.1%の成長を記録。今後についても楽観論が多数となってきたため、逆に政府首脳は、楽観論を戒める発言を繰り返している。
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