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韓国駐在員報告

2019年12月 行政
駐在員 : 小関 克也


11月28日、城址で有名な水原(スウォン)地域にある水原大学において、静岡セミナーを開催した。当大学には、本県出身でふじのくに茶の都ミュージアム客員研究員にも任命されている長田幸子氏が助教授として勤務されていることから、同氏が受け持たれている授業の中で、これまでも数回本県を紹介する機会をいただいている。
クイズも交えながら、本県が富士山だけではなく温泉、海、歴史遺産など観光資源に恵まれ、楽器やプラモデル、輸送機器等の製造により経済力も高いこと、わさび、お茶、鮮魚など、美味しい食材に恵まれた食の都でもとあることなどをアピールし、静岡への理解を深めてもらった。
また、韓国での販売を検討している県内メーカーのお菓子(かりんとう、味が7種類!)の試食調査も行った。7種類の中で、どの味が好みかを選んでもらったが、選択肢をただチェックするだけでなく自由記入欄にも様々な意見が書き込まれたので、これから翻訳・分析をして、韓国の若者の好みを当該メーカーに伝える予定だ。
 今回は、当事務所と隣接している沖縄県ソウル事務所の平安所長も沖縄県の食文化を紹介し、両県協力して、日本のイメージアップを図った。日韓関係が難しい状況ではあるが、水原大学だけでなく、いくつかの大学で静岡を紹介する機会をいただいている。「国同士の関係はどうであれ、日本の文化、食べ物などは大好き。ただ、他人の目が気になるため日本に行けない」という若者が多いと聞く。日本に行きやすい状況になったときに、すぐに静岡に来てもらえるよう、このような状況の時こそ、継続的に広報活動を行っていきたい。


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