中国駐在員報告
2016年12月 経済 駐在員 : 土屋岳久
11月19日(土)に上海日本人学校創立30周年記念式典が開催され、全校児童生徒約2,400名が虹橋校のグラウンドに「30」の人文字を描いて30周年を祝った。
上海日本人学校は1987年に児童生徒数61名でスタートした。経済成長に伴い日本からの駐在員が増加したことで子どもの数も増え、2006年には2校目となる浦東校が開校し、2013年には児童生徒数3,175名の世界一の在外日本人学校となった。この時期、上海の在留邦人者数もピークを迎え、2012年には5万5,800名もの日本人が上海に在留していた。
しかし、2012年の反日デモやPM2.5による大気汚染問題等により、駐在員家族の帰国が増え、2015年には在留邦人者数は4万6,000名まで減少した。それに連動する形で上海日本人学校の児童生徒数も現在は2,400名まで減少している。
人数は減っても、上海日本人学校の児童生徒たちが中国で生活し学んだことを活かし、これからの日中間の懸け橋となってくれることを心から願う。
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