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北米駐在員報告
1999年9月 経済 駐在員 : 若梅 真樹
・利上げ実施
米連邦準備制度理事会(FRB)は、連邦公開市場委員会(FOMC)で、労働市場の需給ひっ迫などを背景にインフレ懸念が強いことから、フェデラルファンド(FF)金利の誘導目標を先の6月に続き0.25%引き上げて5.25%に設定したと発表した。また、公定歩合も0.25%引き上げられ、4.75%に設定された。公定歩合が引き上げられたのは95年2月以来4年半ぶりのこととなる。
今回の措置を受けて、バンク・オブ・アメリカ、チェース・マンハッタン、シティ・バンクやJPモルガンなど米大手銀行は、プライムレート(優遇貸出金利)を0.25%に引き上げて8.25%とし、即日実施した。
* フェデラルファンド:アメリカの米連邦準備銀行に加盟銀行が法定準
備金として預託を義務付けられている資金
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