韓国駐在員報告
2017年2月 社会・時事 駐在員 : 松村昭宏
2016年に旅客船で釜山港と日本を往来した旅行客が、史上初めて120万人を超えたと、釜山港湾公社が2017年1月に伝えた。
同公社によると、2016年の釜山国際旅客ターミナルの利用客は約120万4千人で、前年比6.5%増加した。同ターミナルを利用する定期旅客船は釜山と福岡、大阪、下関、対馬を結んでいる。
旅客船の利用客は、2014年の約99万9千人から2015年には約112万9千人に増加し、2016年初めて120万人を突破した。なかでも最も多くの旅行客が利用したのは対馬路線で、利用者は約52万5千人で全体の43.6%を占め、以下福岡(約42万7千人)、下関(約17万7千人)、大阪(約6万9千人)の順となった。2015年8月に釜山の北港再開発地域にアジア最大級の国際旅客ターミナルがオープンしてから、旅行客は持続的に増えているという。
また、海運会社が多くの乗客を乗せることができる新しい船舶を就航させたことも乗客増加の一因に挙げた。釜山港湾公社は2017年、旅客船を利用して釜山と日本とを行き来する旅行客が125万人に達すると予想している。
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