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ホーム > 交流・まちづくり > 国際交流 > 地域外交課 > 海外駐在員報告 > 東南アジア駐在員報告

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東南アジア駐在員報告

2003年5月　経済
駐在員 ： 橋本勝弘

シンガポール・テレコム（シングテル）モバイルとNTTドコモ第３世代移動通信で提携　　

    ４月22日、シンガポール・テレコム（シングテル）モバイルとNTTドコモの両者は第３世代移動通信でのモバイルマルチメディア（3GMM）サービス分野で協力・提携したと発表した。技術・サービス情報を共有することで、3GMMサービスの共通化や相互接続を目指す。また、両者は広帯域符号分割多元接続（WCDMA）方式の普及を促進する立場から、ネットワークやアプリケーションサービスで相互協力をするとしている。ドコモは2001年、WCDMAに基づいた世界初の3Gサービス「FOMA」を開始し、日本国内では苦戦しているが今後の世界展開が注目される。今回の提携に至った契機として、ドコモが1997〜2000年にかけて、シンガポール国立大学と、この分野で共同実験を行ってきた実績も挙げられている。地道な下準備が成果を見たとも言えるのではないか。
    ところで、アジアにおける通信コストについて、ジェトロが2002年11月に実施した投資関連コスト比較によると、電話基本料金（月額）は日本の約22米ドルに比べて、クアラルンプール約12米ドル、シンガポール約７米ドル、ジャカルタ約５米ドルなどとなっており、国際通話料金（３分間）についても、日本からシンガポールが約４米ドルであるのに対して、上述の国から日本への料金はそれぞれ約１米ドル〜約３米ドルという結果がでている。


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