韓国駐在員報告



2013年4月 経済
駐在員 : 澤井 亨


     韓国初の貨物専用航空会社「エア仁川」が、3月4日、本格的な運航を開始した。エア仁川は、平成24年5月に韓国の国土海洋部から国際運送事業免許を取得し、今年2月に第1号機を導入し、運航証明(AOC)の発行を受け、このたび、羽田、サハリン、ウランバートルと仁川を結ぶ路線に、貨物積載量20トンのB737−400Fを就航させた。
    当面は、羽田週3便、サハリン週2便、ウランバートル週1便の予定で運航するが、今年7月に第2号機を導入し、中国の青島や極東ロシアを中心にした路線に就航する計画もある。
     国土海洋部の関係者は、「航空貨物の運送費用が高いため、大型航空会社の場合、貨物が一定以上の量に達するまで待機しなければならないこともある。小規模貨物を運送するエア仁川が誕生したことで、個人が発受注する小包や中小企業の小規模輸出入も迅速で円滑にできるようになるだろう。」と説明している。

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