北米駐在員報告



1999年7月 経済
駐在員 : 若梅真樹


・米GDP伸び率を上方修正

    米商務省が発表した99年第1四半期の実質GDP(国内総生産)確報値は、個人消費の伸びが11年振りの高水準になるなど好景気を反映して、暫定値から0.2%増の4.3%の伸びと上方修正された。この発表を受け、米行政管理予算局(OMB)は、年央改定経済見通しで、99年のGDP伸び率を前回発表(2.4%)から上方修正し、前年比3.9%と予想した。
    また、米連邦準備制度理事会(FRB)は、株高を背景とした旺盛な消費需要で加熱気味の景気に対し、インフレに対する予防措置として、フェデラル・ファンド(FF)金利の誘導目標(現在4.75%)を0.25%引き上げ、5.0%に設定したと発表した。公定歩合は4.5%に据え置かれたが、今回の利上げは、97年3月以来2年3か月振りのものである。
    *フェデラルファンド:アメリカの連邦準備銀行に加盟銀行が法定準備金として預託を義務つけられている資金。

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