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ヨーロッパ駐在員報告
2001年11月 経済 駐在員 : 森貴志
・旅行大手トーマスクックもテロの影響
ドイツ旅行大手トーマスクック(昨夏、英トーマスクックを買収した)は、来年度(2001年11月―2002年10月)の収益見通しを大幅に下方修正するとともに、従業員を10%削減する計画であると発表した。
9月11日の米同時テロ事件を受けて旅行客が減少しているため、同社では来年度は15%の減収を見込んでいるが、これに対応する一連の措置により引き続き2ケタの増益達成を狙うとしている。
コスト節減計画は、約2600人の人員削減と100の旅行代理店閉鎖を柱にし、このほかに他の航空会社への旅客輸送委託の30%削減、自社航空機の一部廃止、提携ホテルの客室占有率保証の16―17%引き下げ、100の管理職ポスト削減などを盛り込んでいる。
なお、今年度業績については、テロ事件の影響はほとんどないとしている。
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